HOUSE-Kが無事に上棟しました。
HOUSE-Kは、外壁が斜めであったり、軒が斜めであったりと、所々に斜めの部分が存在しています。上棟作業の時点からその部分の施工をどのような方法で行うかが課題となった為、現場打合せを行い、方向性を決定しました。
当たり前の話ですが、現場は、水平垂直のものを造るよりも斜めのものを造る方が〝手間〟が掛かります。しかし、その〝手間〟を設計の段階では敢えて考えないようにしています。作り手の〝手間〟ばかりを考え、現場サイドに寄り過ぎてしまうと、頭の中で造り易いものしか発想しなくなり、あらゆる可能性を潰してしまうと考えている為です。
勿論、現場の苦労は、理解していなければならないですし、労う気持ちは、持たなければなりませんが、より豊かなもの造りをする為には、設計サイドと現場サイドをわけて考えることが必要なのではないのでしょうか。