日本建築設計学会から発行されている建築雑誌「建築設計」への寄稿者募集のコンペがあったので応募をしてみました。03号の記事への募集ですが、その内容は「最若手特集」です。応募条件は〝30歳程度以下〟となっています。今年で30歳なのでギリギリですね。まだ若いと思っていましたが〝最若手〟の定義の中では一番上の年齢なのですね…。
提出物はA4レポート1枚。あちらが提示している募集趣旨文に応答するかたちで自由に記述してよいという内容でした。どのような内容を書いたかは何か支障があってはならないので多くは触れませんが、簡単にいうと「建築家の敷居を下げて、設計事務所の間口をもっと広げよう」というニュアンスの内容で提出させて頂きました。
最初このコンペを見つけたとき〝いけそうな気がする〟と正直思いました。しかし、いざ書き始めるとなかなか難しい。書き終えたときには最初の自信はどこへやら。あまりしっくりこないかたちで提出となってしまいました。最近見た本で「〝やればできる〟はやってから言え」という類の一文がありましたが、自分はやればできるんだと思ってやってみたものの、実際に手を付けてみたら思うようにはいかなかったというケースは往々にしてあると思います。しかし、そうなることを恐れ〝やればできる〟と過信するだけで、チャレンジしなければ、成長はありません。その悔しさや惨めさの繰り返しがやがて〝やればできた〟に繋がるのだと思います。
結果発表は3月10日。採用人数は20名程度。3月10日以降にこのことに触れていなかったら、落選したのだと察し、そっとしておいてやって下さい。